コピー機のリース会社から「コピー機のリース契約をしませんか」と持ち掛けられた経験がある方も多いのではないでしょうか。

多くの企業で導入されているリース契約ですが、中には契約を結ぶ側にとって損になるようなからくりが潜んでいる場合があります。

本記事では、コピー機のリース契約に潜むからくりについて解説します。リース契約時の注意点も解説するので、「リース契約をきちんと結べるか不安…」という方は、ぜひ参考にしてください。

そもそもコピー機のリース契約とは

コピー機のリース契約とは、コピー機を利用したい企業が一定の料金を支払ってリースサービスを提供しているリース会社からコピー機を借りる制度です。

コピー機の購入金額は数十万〜数百万と高額であり、一括支払いが難しい場合もあります。リース契約では、毎月定額のリース料金を支払うことでコピー機を利用することが可能です。

また、リース契約には、保守や修理のサービスが盛り込まれているというメリットもあります。導入コストが低く、サービスも充実しているリース契約は、企業がコピー機を導入する主流な方法です。

リース契約のからくりとは

コピー機の導入に効果的な「リース契約」。企業にとってメリットの多いシステムのように思えますが、そこには、からくりが潜んでいる可能性もあります。

ここからは、リース契約のからくりについて解説します。

以下の3パターンについてご紹介するので、リース契約を検討している方は注意して確認してくださいね。

  • リース残債を上乗せする場合
  • 月額料金を安くしてリース期間を長期にする場合
  • カウンター料金を値上げする場合

リース残債を上乗せする場合

すでにコピー機をリースしている場合でも、リース会社から「新しいコピー機にしませんか?」と提案されることも多いですよね。

コピー機の一般的なリース契約は5〜6年と長期間です。リース契約中に新しい機種が発売されることも多く、性能を高めるために新しいコピー機をリースすることもあります。

リース契約を変更する場合、残っているリース契約を一括で支払わなくてはなりません。しかし、リース契約の残債を一括で支払うのは負担が大きいです。

そこで、新しいコピー機のリース代に、これまでのコピー機のリース残債を上乗せする契約が行われるのですが、このように契約が複雑になったタイミングで、余分な金額を上乗せしてくる悪質な業者がいます。

コピー機のリース契約は複雑であり、内訳をきちんと把握している企業はあまり多くありません。このような状況を悪用して、本来であれば支払わなくてもいいお金を請求してくる業者もいるのです。

月額料金を安くしてリース期間を長期にする場合

リース契約を検討する場合、できれば月額料金は安く抑えたいですよね。

この要望を悪用して、月額料金を安く提示しつつも、リース契約期間を長期に設定したプランを進めてくる業者もいます。

月額料金がいくら安くても、長期間の契約になれば、支払い総額は高くなります。月額料金が安く、一見お得に見えるプランでも、合計金額を計算してみるとお得になっていなかったという場合もあるのです。

カウンター料金を値上げする場合

カウンター料金とは印刷枚数に応じて課金される仕組みのことです。

1枚当たり○○円として設定され、使用した分だけリース料金とあわせて支払いをするのですが、この設定金額がいつの間にか変動している可能性があります。

例に挙げられるのが、リース契約で機器本体の支払いが終わったタイミングです。

機器本体の支払いが終わると機器本体分のリース料金は減るのが一般的です。しかし、このタイミングでカウンター料金を値上げして、リース料金とカウンター料金の合計支払金額が変わらないようにすることもあります。

合計支払金額は変わらないため企業側は気付きづらいですが、内訳を見てみるとカウンター料金の金額が不当に上がっていた、という悪質なケースです。このようなケースもまれにあるので、注意が必要です。

リース契約時の注意点

ここからは、からくりを見破るためのリース契約時の注意点をご紹介します。

  • 見積もりの内訳をきちんと確認する
  • 不明点がなくなるまでリース契約営業マンに聞く
  • リース会社の評判や口コミをチェックする

見積もりの内訳をきちんと確認する

リース契約時の基本として、見積もりの内訳をきちんと確認しましょう。

  • 内訳の項目が適しているか
  • 計算方法は適しているか

といった観点で確認することが重要です。

内訳の内容が不明なまま契約をしてしまわないように注意が必要です。

不明点がなくなるまでリース契約営業マンに聞く

見積もりを確認して不明な点があれば、リース契約の担当者に確認しましょう。

返事の有無や内容によって、信頼できる業者であるか判断できます。

不明点が解消できていないにもかかわらず契約させようとする業者や、質問の回答に矛盾が感じられる業者は避けることが得策です。

リース会社の評判や口コミをチェックする

リース契約を進める前に、インターネットでリース会社の評判や口コミを確認しましょう。

インターネットには多様な口コミが掲載されているため、すべてを鵜呑みにする必要はありませんが、悪評が目立つ場合は、他の業者を検討することをおすすめします。

また、業者を比較するために、相見積もりを行うことも効果的です。相見積もりを行って、見積もりに不審な点はないか、対応は誠実か、を確認しましょう。

まとめ

コピー機のリース契約には、さまざまなからくりがあるため、悪質な業者と契約してしまうと非常に高額になります。本記事を参考に、不可解な点や分からない部分がある場合は担当者にしっかりと確認をして、納得した契約を結べるようにしましょう。

コピー機屋さん.comは「すぐ契約を!」とは絶対なりません。また、お見積もり内容にオプションを上乗せして金額が上がるようなことはしません。必ず金額についてご説明させていただき、お客様のご納得の上でご契約をいただくことをモットーにしています。

リース契約についてお悩みのことがあれば、コピー機屋さん.comまでお気軽にお問い合わせください。