オフィスに必須ともいえるコピー機や複合機ですが、どちらを導入すべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は、コピー機と複合機の違いについて紹介します。

コピー機と複合機の違い

オフィスや事業所でお馴染みのコピー機と複合機。弊社でも、入社前までは複合機のこともまとめて「コピー機」と呼んでいたというスタッフが多いようです。このように場合によっては同じ呼び方で呼ばれ、見た目もほとんど違いはないコピー機・複合機ですが、中身の機能には大きな違いがあります。

※なお、当サイトの記事では複合機の場合もコピー機と記載しております。

コピー機とは

コピー機とは、余計な機能は省きコピー(複写)の機能に特化したレーザープリンターです。

<メリット>

機能がコピー(複写)のみで余分なパーツや機能が少ないぶん、価格が安くなっています。コピーを行なう機会が多い場合、FAXやスキャンの機能を別にしておくことでコピーが終わるまでの待ち時間を無くすことといった使い方も可能です。

<デメリット>

FAXの利用やパソコンのデータを印刷(プリントアウト)する際は、別の機械を用意する必要があります。機器のためのスペースの確保も別途必要です。

複合機とは

複合機とは、コピー機能以外にFAX・スキャナ・プリンターの機能があるものを指します。

<メリット>

FAX・スキャナ・プリンターの機能がついているため、別途それらを用意する必要がありません。また、ネットワーク機能とハードディスクを内蔵しており、コピー・FAX・スキャナ・プリンター以外にも非常に多くの機能が備わっています。セキュリティ機能の充実もオフィス機器として魅力的です。

<デメリット>

単一のコピー機に比べて使える機能が非常に多いため高額です。導入の初期費用が高くなります。

プリンターとコピー機(複合機)の違い

上記にご紹介したコピー機・複合機はほとんどがレーザープリンターと呼ばれ、粉末状になったインク(トナー)を紙に吹き付けて熱で溶かして定着させます。文字や図などの書類に向いており印刷速度が速いため、オフィス向けにコピー機・複合機として多く展開されています。

オフィス向けコピー機・複合機は量販店ではなく、メーカーと販売契約を結んだ販売店から購入することが一般的です。

一方、家電量販店で売られている2万円前後のプリンターは、ほとんどが液状のインクを吹き付けるインクジェットプリンターになります。一回の印刷に時間がかかりますが、色のグラデーションによる表現が多い写真や絵などに向いています。


オフィスユースで画質も担保しつつ印刷速度が速いプリンターが必要な場合は、画質に力を入れている富士フイルムやコニカミノルタの複合機(コピー機)がおすすめです。

コピー機と複合機、リースするならどっち?

コピー機と複合機の違いが分かったところで、リースで利用するならどちらが良いのかを解説していきたいと思います。

コスト削減重視ならコピー機

さまざまな機能を搭載した複合機に比べると、コピー機単体はリース価格が安くなっています。初期費用を抑えたい方には、コピー機のみの導入もおすすめです。

コピーメインで使うならコピー機で十分?

コピー機は構造がシンプルで、複合機に比べて印刷速度が落ちるようなことはありません。コピー機能をメインで使う場合、費用の面でも印刷スピードの面でも十分なメリットといえます。

1台でマルチに使いたいなら複合機

コピー機に比べると機能が充実しており、セキュリティも高くなっています。またフィニッシャーやステープル機能などの様々なオプションも魅力的です。FAXやスキャン、データのプリントなど、1台でさまざまな業務をこなしたいのであれば複合機がおすすめです。

まとめ

コピー機は、コピー機能のみを搭載したシンプルな機械であるため価格が安いです。その一方で複合機は、FAXやスキャン、データのプリントなど、業務に役立つさまざまな機能が搭載されているため価格は高くなります。コストを考えつつ、用途に合った機械の利用をおすすめします。