業務用コピー機・複合機は、基本的に粗大ごみで処分することはできません。そのため、使用しなくなったコピー機・複合機の廃棄方法にお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。処分方法にはいくつかの種類があり、それぞれ廃棄費用も異なります。

当記事では、廃棄方法3選と費用相場を紹介します。廃棄時に注意するポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。

廃棄方法3選と費用相場

廃棄方法には、コピー機・複合機の状態に合わせていくつかの種類があり、費用も異なります。今回は、以下の3つの廃棄方法と費用相場を紹介します。

・購入したメーカーに依頼して廃棄
・産業廃棄物専門業者に依頼して廃棄
・不用品回収業者に依頼して廃棄

購入したメーカーに依頼して廃棄

不要になった自社製品を回収・処分してくれるメーカーが多くあります。確実で信頼できる方法と言えますが、回収・処分料金は他の方法に比べると割高になることが多く見られます。

処分するコピー機・複合機の台数などをふまえた上で、検討しましょう。ここでは、主要メーカー3社の費用相場を紹介します。

・SHARP

シャープでは、シャープ製の複写機・複合機及び、そのオプションの回収を行っています。

以下は、回収にかかる費用をまとめた表です。

【SHARP】回収・再資源化料金表
重量
(オプション含む)
回収費用再資源化費用合計
70kg未満20,000円2,100円22,100円
70kg以上150kg未満20,000円4,500円24,500円
150kg以上300kg未満38,000円9,000円47,000円
300kg以上38,000円18,000円56,000円
(引用元:SHARP「シャープ使用済み複写機・複合機回収及び再資源化処理について」/https://smj.jp.sharp/bs/document/recycle/

一般的なコピー機・複合機は50~100kg程度の重量であるため、シャープ製複合機の場合は1台で約2~2.5万円の費用が必要となります。また、廃棄する上で廃棄証明書が必要な場合は別途1,000円で対応可能です。

・Canon

キヤノンでは、対象カテゴリ内のキヤノン製品の回収、再利用・再資源化を行っています。

以下は、回収にかかる費用をまとめた表です。

【Canon】回収・再資源化料金表
基準質量リサイクルサービス修理費  搬出撤去費搬出撤去費  合計
 30kg未満2,000円9,000円3,500円14,500円
 30kg~100kg未満5,000円26,000円8,000円39,000円
100kg~150kg未満7,500円30,000円8,000円45,500円
150kg~200kg未満10,000円30,000円8,000円48,000円
200kg~250kg未満12,500円38,000円8,000円58,500円
250kg~600kg未満30,000円50,000円16,000円96,000円
(引用元:Canon「キヤノングリーンリサイクルサービス概要」/https://canon.jp/corporate/csr/environment/collect/cgrs

キヤノンでは、一般的な重量のコピー機・複合機を約4万円で回収してくれます。また、階段作業やクレーン車を使用する場合は別途料金が必要になるため、把握した上で依頼しましょう。

・RICOH

リコーでは、リコーブランド製品の産業廃棄物の回収を行っています。

以下は、回収にかかる費用をまとめた表です。

【RICOH】回収・再資源化料金表
本体重量回収費処理費合計
〜20kg未満5,000円/台3,000円/台8,000円/台
20kg以上40kg未満9,000円/台4,000円/台13,000円/台
40kg以上100kg未満15,000円/台8,000円/台23,000円/台
100kg以上140kg未満20,000円/台11,000円/台31,000円/台
140kg以上300kg未満33,000円/台21,000円/台54,000円/台
300kg以上500kg未満77,000円/台35,000円/台112,000円/台
500kg以上125,000円/台65,000円/台190,000円/台
(引用元:RICOH「使用済み製品回収システム-料金のご案内-」/https://jp.ricoh.com/environment/recycle/system/price.html

リコーでは、本体重量ごとに料金設定が細かく分かれている点が特徴です。他のメーカーよりも小さい20kg未満の区分もあります。小型のコピー機・複合機を利用している場合は、費用を最小限に抑えることができる点が魅力です。

廃棄の際に運送業者はこちらで用意するべき?

気を付ける点として、メーカーによる廃棄処分は、コピー機引き取りの際の運送もサービスに含まれているため、こちら側がわざわざ廃棄するコピー機を運んでもらうための運送業者を呼ぶ必要はありません。(階段などある場合は別途料金がかかる場合があるので要確認)

メーカーに廃棄を依頼するメリット

メーカーでの廃棄は他の廃棄方法よりは割高になりますが、初期化機能では消去しきれなかったデータを完全に消去したうえで、機種に応じた適切な廃棄を行うため、情報漏えいを防ぎたい場合はメーカーでの廃棄をオススメします。なおデータ消去は有料のメーカーもあります。

産業廃棄物専門業者に依頼して廃棄

産業廃棄物業者は、都道府県知事が承認した産業廃棄物処分業許可書を持つ事業者の事です。認定された業者のため、信頼できる業者であると言えます。全国各地に事業者がいるため、地域の専門業者に頼みやすい点も魅力です。

また、産業廃棄物専門業者に依頼する場合、廃棄するコピー機・複合機に複数のメーカーが混在している場合でも回収してくれます。まとめて依頼することで、手間を省くことができます。

産業廃棄物業者の費用相場は5,000円~10,000円程度です。業者によって異なるため、見積もりなどで詳細の金額を確認しましょう。

不用品回収業者に依頼して廃棄

不用品回収業者は、都道府県から古物商許可を受けている事業者のことです。不用品回収業者は不要になった品物をリユース・リサイクル可能なものとして回収します。

不用品回収業者の費用は運搬出張費と廃品処分費からなります。回収場所との距離やコピー機・複合機の大きさによって料金が異なるため、見積もりが必要になる場合が多く見られます。

近くの地域の業者であれば、運搬出張費が安くなることもあるので確認してみましょう。

廃棄する際に注意すること

ここまで、コピー機・複合機の廃棄方法と相場料金を解説してきました。ここからは、廃棄する際に注意すべきポイントを紹介します。今回紹介するのは、以下の3つのポイントです。

・リース契約でないか
・データはきちんと消去されているか
・信頼できる業者であるか

リース契約でないか

リース契約とは、会社が設備投資をする際、機材を購入するのではなくリース会社から長期間借りる契約のことを指します。コピー機・複合機などのOA機器や、パソコンなどのIT機器などがリース契約となっている場合が多いです。

リース契約では、所有権はリース会社にあるため、リース会社の利用規約に従う必要があります。リース期間が終了していても、再リースとなるため、事業者側で処分してしまわないよう注意しましょう。

そのため廃棄したいコピー機がリース品の場合は、必ずリース会社か販売業者に問い合わせてください。

データはきちんと消去されているか

コピー機・複合機には、データの保存機能が搭載されており、多くの個人情報が記録されています。データをごみ箱に入れただけでは、完全に削除されておらず、復元することが可能です。そのため、情報漏洩を防ぐために、初期化機能を使ってデータを削除しておく必要があります。

データ消去サービスを行っている企業もあります。富士フイルムではデータ消去時に「消去作業完了証明書」を発行してもらえるため、安心して廃棄作業を行うことが可能です。

信頼できる業者であるか

違法な業者数は増加傾向にあり、2021年度に国民生活センターに寄せられた不用品回収における相談事例は約1,300件にも及びます。

廃品回収業者や不用品回収業者に依頼する場合は、産業廃棄物処分業許可書や古物商許可などの認定を受けている事業所であるか、見積内容に不明瞭な点がないかなどに注意して依頼をしましょう。

悪質な業者のケースとしては、引き取り無料と謳っていたが、事業所まで持ち込みをする必要があったり、料金一律と謳っていながら廃棄するコピー機を計測され、重量に応じてプラス別途料金を請求されるなどのケースがあります。

まとめ

コピー機・複合機の廃棄をする際は、メーカーに依頼するのが一番信頼性が高いと言えますが、廃品回収専門業者、不用品回収業者に依頼する方法もあります。

それぞれの方法によって、料金はことなるため詳細を確認した上で依頼をしましょう。

また、処分する際は、コピー機・複合機の契約を確認したり、情報漏洩にならないようデータを消去したりする必要があります。コピー機・複合機の廃棄でお困りの際は、コピー機屋さん.comまでご相談ください。