コピー機に必要不可欠なトナー。「安いタイミングでまとめ買いしておこう」という方も多いのではないでしょうか。トナーには使用期限があるため、「保管していたらいつの間にか忘れていて、使用期限をすぎてしまっていた」なんてこともあるかもしれません。

この記事では、トナーの使用期限や確認方法、使用期限が過ぎてしまった場合の対処方法などを解説します。トナーの保管方法など、お役立ち情報もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

トナーの使用期限は?

トナーの使用期限は、状態によって変わります。

この章では、以下の2種類の使用期限を解説します。

  • 未開封のトナーの使用期限
  • プリンターに設置している場合の使用期限

未開封のトナーの使用期限

未開封のトナーの使用期限は、一般的に製造されてから2年半と言われています。

使用期限内の利用は保証されていますが、これは開封していない場合の使用期限を指しているため、開封した場合、使用期限は短くなります。

再生トナーや互換トナーなどのサードパーティー商品も同様です。運営会社によって使用期限の表記が異なることがありますが、遅くても2年半以内に使用することをおすすめします。

プリンターに設置している場合の使用期限

プリンターに設置している場合の使用期限は、半年程度です。

トナーは、空気に触れると自然と湿気を吸って固まっていく性質があります。プリンターを使用している場合、粉をかき混ぜる機能によって正常な状態に保たれますが、プリンターに設置したまま使用していないと、トナー粉が湿気を吸って中の粉が固まってしまうこともあります。

そのままプリンターを利用してしまうと固まった粉がプリンター内部に入り、故障につながりかねません。プリンターにトナーを設置した場合は、放置しすぎないように注意が必要です。

トナーの使用期限の確認方法は?

トナーの使用期限は、箱にシールやラベルで記されていることが多いです。

「202200701」と記されていれば、2022年7月1日までが使用期限です。

また商品によっては、ロットナンバーのみ記載されている場合もあります。そのような場合は、ロットナンバーから製造時期を調べ、使用期限を予想します。

ロットナンバーは以下のように記載されることも多いです。

  • 「220701」:下二桁の西暦と月日が記載されているもの
  • 「2207」:下二桁の西暦と月が記載されているもの
  • 「070-7B0822」:最初の二桁が月、最後の二桁が西暦の下二桁を記載しているもの

トナーの保管方法は?

トナーを正しく利用するためには、使用期限を守るとともに、適切な環境での保管が重要です。高温多湿を避け、空調の整った環境で保管してください。

特に、以下のような場所は避けましょう。

  • 室温-10度以下、または40度以上のところ
  • 湿度5%以下、または85%を越える場所
  • 水平でないところ
  • 直射日光があたるところ
  • ほこりの多い場所

保管するときは、箱のまま水平に置いて保管します。箱や保護袋から取り出して保管することは、劣化を早めることにつながるため注意が必要です。

使用期限が過ぎてしまったトナーの処理方法は?

未開封であれば、使用期限を1年過ぎていても使える可能性があります。状態によっては、買取業者に購入してもらうこともできます。この場合、未開封であることやメーカーの箱に入っていること、箱の状態が良いことなども条件に含まれることがあります。

開封して使用期限が過ぎてしまった場合は、無理に使用せず、処分することがおすすめです。そのまま使ってしまうと、中で固まったトナーが故障を引き起こす可能性もあります。

開封して使用期限が過ぎてしまった場合は、トナーの品質が低下し、劣化している可能性が高いです。仮に使用できたとしても、正常な色にならないこともあり、使用はあまりおすすめできません。開封して使用期限が過ぎている場合は、廃棄しましょう。

廃棄する場合は中身の有無を問わず、「使用済みカートリッジ」として回収ボックスに入れるのが適切な処理方法です。トナーは炭素の粉末であり、ごみ処理場で火災を起こす原因になりかねないため、ごみとして出してはいけません。大型量販店に設置されている回収ボックスに入れるか、リサイクルトナー業者、専門の回収業者に引き取りを依頼しましょう。

トナーの使用期限まとめ

この記事ではトナーの使用期限や管理方法などについて詳しく解説してきました。トナーの使用期限は2年半です。使用期限を確認して、適切に利用しましょう。

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