普段何気なく使用しているコピー機が、電力をどのように消費しているかご存知でしょうか?自社のコピー機をよく使用する時間、使わない時間を把握し、長時間使わない場合は低電力モードやスリープモードを活用することで節電が可能です。リースをご検討の会社様もぜひ御覧ください。

コピー機はどんな時、どれだけ電力を消費する?

例えば当サイトでもよくお問い合わせをいただく「bizhub C287i」を例にします。メーカーサイトを確認すると、消費電力が下記のように記載されています。

消費電力どんな状態?
最大消費電力1500W電源ON時、スリープモードから復帰した瞬間など
稼働時400W印刷中など
スタンバイ時82Wすぐにコピーができる状態
低電力モード38Wタッチパネル消灯などをして節電している状態
スリープ時0.5W定着ヒーターを消すなどして更に節電している状態

上記を見ると、低電力モード時は通常のスタンバイ時に比べて半分以下の電力に抑えられることがわかります。

コピー機にかかる電気代を算出したい

更に詳しく「電気代がいくら」という概算を出したい場合は、「TEC値」が指標になります。上記で挙げたC287iの場合「0.37kWh」となっているので、下記のような計算式で割り出すことが可能です。

TEC値(0.37kWh)÷7日=1日あたりの消費電力量(0.05kWh)
(0.05kWh×自社の契約している電気料金)×30日=1ヶ月の電気料金

TEC値はメーカーがシミュレーションで割り出したものなのであくまで概算となりますが、意識して低電力モード/スリープモードを活用することで更に料金が抑えられます!ぜひ活用してみてください。

※TEC値とは:概念的1週間(稼働・スリープ/オフが繰り返される5日間+スリープ/オフ状態の2日間)の消費電力量(kWh)。国際エネルギースタープログラムに適合するため、各メーカーが製品ごとに算出する。

ご注意:営業時間外にコピー機の電源を切ってもいい?

営業時間外にコピー機の電源を切ることはおすすめしておりません。コピー機は使用していない間もメーカーのサーバーと通信を行い、内部ソフトウェアのアップデートを行ったり、エラーの有無を確認しています。またFAX受信も出来なくなってしまいますので、スリープモードにすることをおすすめしております。(通常、無使用の状態で設定した時間が経過すると自動的にスリープモードに切り替わります。)