手差しカセットを使用する「手差し印刷」。あまり聞きなれない印刷手法ですが、手差し印刷を活用することで、給紙カセットにセットできない用紙を印刷することができます。この記事では、コピー機・複合機の手差し印刷方法やメリットデメリットを解説するので、ぜひ参考にしてください。

手差し印刷とは

手差し印刷とは、給紙カセットにセットできない用紙を、手差し用のトレイにセットして印刷する手法のことを指します。

印刷できる用紙は、定形外サイズの用紙や厚紙、はがき、封筒などです。給紙カセットにセットできない用紙でも印刷できるため、印刷できる用紙の種類を増やすことができます。

手差し印刷のやり方

手差し印刷のやり方を覚えることで、定形外サイズの用紙へ印刷が必要になった場合でも、簡単に対応することが可能です。手差し印刷の方法は、5ステップです。

ここからは、コニカミノルタのコピー機を参考に、手差し印刷方法を解説します。

この記事でご紹介する手差し印刷方法は、以下の通りです。

1.  印刷したい原稿をセットする

2.  メニュー画面の「コピー」を押す

3.  用紙を手差しトレイにセットする

4.  「用紙サイズ」「用紙種類」を設定する

5.  必要に応じて詳細設定をし、印刷を開始する

1. 印刷したい原稿をセットする

はじめに、印刷したい原稿を原稿ガラス、または原稿送り装置にセットします。

2. メニュー画面の「コピー」を押す

メニュー画面の「コピー」を押し、コピーができる状態であるか確認します。

3. 用紙を手差しトレイにセットする

手差しトレイのカバーを開け、ガイドを幅いっぱいに広げましょう。ガイドを広げたら、印刷面を下にして、用紙が突き当たるまで印刷用紙をセットします。セットが完了したら、ガイドを絞り、用紙のサイズに合わせます。

4. 「用紙サイズ」「用紙種類」を設定する

セットした用紙に合わせて、「用紙サイズ」「用紙種類」を設定します。用紙種類の設定を間違えてしまうと、故障の原因にもなりかねないため、注意して設定しましょう。

5. 必要に応じて詳細設定をし、印刷を開始する

コピー部数やカラーモード、画質などの詳細設定が完了したら、「スタートボタン」から印刷を開始します。

定形外の用紙に印刷する場合は、少量で試し刷りをし、上手く印刷できているか確認してから、量産することがおすすめです。

手差し印刷のメリットデメリット

万能な印刷方法である手差し印刷ですが、メリットデメリットが存在します。この章でご紹介するメリットデメリットを押さえて、効果的に手差し印刷を活用しましょう。

手差し印刷のメリット

手差し印刷のメリットは、

・特殊な用紙の印刷ができる

・両面印刷ができる

・自社で対応できる印刷の種類を増やすことができ、コストカットにつながる

などです。

例えば、手書きで封筒やラベルの宛名を書いていた場合、手差し印刷を採用することで作業効率アップが期待できます。

また、印刷できる用紙の種類が増えることで、印刷会社に発注する機会も減らすことができ、コストカットにもつながります。

外注する場合は、少ない部数でも時間がかかってしまいますが、手差し印刷で対応できる印刷物の幅を増やすことで、柔軟な対応が可能です。

手差し印刷のデメリット

手差し印刷のデメリットは、

・設定を間違えた場合、故障につながる可能性がある

・用紙ごとに設定が必要

などが挙げられます。

多様な種類の用紙に対応できる反面、用紙が変わるたびに設定のし直しが必要です。

設定をし忘れている場合、コピー機が不適切な処理をすることで、紙詰まりや故障の原因になる可能性があります。

設定は、「コピー機本体」と「パソコンの印刷設定」の2種類それぞれの設定が必要です。設定し忘れがないように注意しましょう。

手差し印刷ができる場所

外出先でハガキや厚紙などへの印刷が必要になった場合、手差し印刷ができる場所はあるのでしょうか。手差し印刷ができる場所として、「コンビニ」、キンコーズなどの「印刷サービスショップ」があります。

コンビニでは、基本的に手差し印刷は対応していませんが、コピー機によってハガキのみ印刷することができます。

それ以外の用紙に印刷する必要がある場合は、キンコーズなどの「印刷サービスショップ」がおすすめです。印刷サービスショップでは、店頭のコピー機をセルフサービスで使えることがあるため、手差し印刷を行える可能性が高いです。使える用紙が限定されていることもあるので、ホームページなどを確認したうえで、持ち込みをしましょう。

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