6月になり梅雨の季節がやってきました。梅雨の時期はプリンター用紙が湿気を吸収して印刷の際に紙詰まりのトラブルが多発する時期でもあります。そんな梅雨の時期の紙詰まり対策と対処法について解説していきます。

梅雨のコピー機(複合機)紙詰まりの主な原因

紙詰まりの主な原因は下記の2つです。

  1. コピー用紙が湿気を吸収し膨張した状態で、印刷の際に生じる高温で急激に乾燥が起きることで用紙にシワができ、コピー機内部で詰まってしまうため
     
  2. 印刷時、コピー用紙が湿気でくっついた状態で給紙され、給紙ローラーなどに巻き込まれてしまうため

湿度が原因でコピー用紙の状態が変化したことで紙詰まりが生じます。

梅雨のコピー機(複合機)紙詰まり4つの対策

紙詰まり対策として1年中有効な方法ですが、特に梅雨の時期にやっておきたい対策の方法を4つ解説していきます。

コピー用紙は購入時の包装紙に包んで保管

コピー用紙を購入して開封した後、包装紙を捨てる方が多いと思いますが、コピー用紙をそのまま保管すると湿気を吸いやすくなるため、開封後にコピー機のトレイに入りきらなかったコピー用紙は付属していた包装紙に包んで保管しておきましょう。

コピー用紙をキャビネットの中に水平に保管

コピー用紙は扉が付いているキャビネットの中などに保管して湿気から守りましょう。保管の際はスペースを作るためにコピー用紙を縦に置くと用紙が歪んで紙詰まりの原因になりますので水平に置きましょう。

乾燥剤を給紙トレイに入れる

お菓子の袋などに入っている乾燥剤を給紙トレイの隅やカセットの隙間に置くと、乾燥剤が湿気を吸収し紙詰まりを防いでくれます。もし乾燥剤がない場合は100円ショップでも売られているので低コストで湿気対策が可能です。上記の包装紙の中やキャビネットの中に乾燥剤を置くことでより湿気対策の効果を発揮できます。

コピー機の電源を切らないようにする

コピー機は電源を入れている間は内部に設置されているヒーターによって除湿機能が働き、本体やコピー用紙を湿気から守ってくれる機能が付いています。電源を切るとこの機能がストップするため、湿気による紙詰まりが起きやすくなってしまいます。ちなみにコピー機の電源は長期休暇前も切らないほうが良いです。

コピー機の電源は切った方がいい?長期休暇前の注意点

コピー機(複合機)で紙詰まりが起きた際の対処法

紙詰まりを起こしたらコピー機内で用紙が詰まっている箇所を探しましょう。ディスプレイに表示された紙詰まり箇所をチェックし、指示通りに本体内部をチェックして下さい。どうしても見つからない場合は保守契約を結んでいる会社へ連絡しましょう。

詰まっている用紙を発見したらその紙をゆっくり水平に引っ張り出しましょう。この時に強く引っ張ると用紙が機器内部でちぎれてしまい、取り出せなくなってしまいます。

また用紙が抜けず無理やり引っ張ると内部の給紙ローラーが壊れてしまい、部品交換や修理に時間がかかってしまうため慎重に対応しましょう。

コピー機のすぐできる紙詰まりの対処法はこちらでも解説しています。
「コピー機が突然の紙詰まり!すぐに出来る対処法は?」

梅雨のコピー機(複合機)紙詰まりの対処依頼

コピー機で紙詰まりが発生し、自社で対処している中でどうしても用紙がとれなくなった、用紙が見つからないなど、対処しきれなくなってしまった場合は契約している販売店に相談しましょう。