コピー機のメンテナンスのお問い合わせの中でも特に多いのが紙詰まり。今回はご自身ですぐに出来る原因の確認と対処法をご紹介いたします。

目次

紙詰まりが多く発生する場所は?

紙詰まりが多く発生するのは、主にコピー機の下記の部分です。

  • ADF(自動原稿送り装置)
  • 給紙途中部分
  • 給紙トレー

それでは、順番に原因と対処法を見ていきましょう。

紙詰まりの主な原因と対処法

①用紙トレーの中で用紙が固定されていない

トレーの中に用紙をセットする時、用紙が固定されていないと、紙が斜めに給紙されて詰まってしまうことがあります。

対処法

トレーの中で用紙を固定しているガイドを、しっかり用紙の大きさに合わせましょう。紙詰まりが解消し、複合機が用紙の大きさを認識します。

②用紙が湿気や静電気を帯びている

湿気や静電気などにより紙同士がくっついてしまい、2枚以上重なった状態で給紙されてしまうと、紙詰まりが発生します。特に冬は、結露で紙が湿ったり、空気の乾燥による静電気が起こりやすくなります。
※コピー機内の結露は、朝冷え切っていたオフィスが営業時間になって暖まることなどにより発生します。

対処法

コピー機の中には除湿ヒーターが内蔵されている場合があります。除湿ヒーターがないコピー機の場合は、一度紙を乾燥させて1回さばくと、静電気を逃すことができます。

③コピー機の部品が摩耗・汚れている

一番多い原因が、コピー機の内部で用紙を送る部品(給紙ローラー)の摩耗・汚れです。給紙ローラーはコピー機の給紙部分それぞれについている部品ですが、表面のゴムが摩耗したり、トナーや細かい用紙のカスが付着することにより用紙が滑ってうまくキャッチできないことで紙詰まりが起きます。

対処法

汚れについては柔らかい布などで拭いていただければ解消されますが、摩耗してしまった場合は給紙ローラーを交換する必要があります。給紙ローラーは消耗品なので、販売店に連絡し交換してもらいましょう。

上記以外にも様々な原因があります。どうしても解決できない場合は販売店にご相談ください!