複合機の導入や入れ替えを検討する際、「どのメーカーを選べばよいのか」「各社にどのような違いがあるのか」と悩む担当者も多いのではないでしょうか。複合機はメーカーによって、画質や操作性、ランニングコスト、保守体制などに異なる特徴があります。
知名度やシェアだけで判断せず、業種や月間印刷枚数、予算、必要な機能に合わせて比較することが重要です。当記事では、主要な複合機メーカー6社の特徴や注意点を比較し、自社に合うメーカーの選び方まで解説します。
目次
【比較表】主要な複合機メーカー6社の特徴
複合機メーカーには、それぞれ画質や操作性、ランニングコスト、保守体制など異なる強みがあります。自社に適したメーカーを選ぶには、「どのメーカーが優れているか」ではなく、「どのような用途に向いているか」という視点で比較することが重要です。
まずは主要な複合機メーカー6社の特徴を一覧で確認し、各社の違いを把握しましょう。
| メーカー | 主な特徴 | 強み | 注意点 | 向いている企業 |
|---|---|---|---|---|
| キヤノン | 機能のバランスを重視 | 画質・操作性 | 価格帯を確認 | バランス重視 |
| リコー | 法人利用に強い | サポート・業務連携 | 機種選定が重要 | 一般企業・大規模オフィス |
| 富士フイルムビジネスイノベーション | 高画質 | カラー再現性 | コスト比較が必要 | デザイン・広告 |
| コニカミノルタ | カラー品質に強い | 色再現・デザイン性 | 用途との適性確認 | クリエイティブ業種 |
| 京セラ | コスト効率を重視 | 耐久性・ランニングコスト | 必要機能を確認 | 大量印刷・コスト重視 |
| シャープ | 使いやすさと基本機能のバランス | 操作性・省スペース性 | 高度な要件は比較 | 中小企業・一般オフィス |
※上記はあくまで目安です。各メーカーの特徴や評価は、機種や契約内容によって異なります。
各メーカーには異なる強みがあり、一概に優劣を決めることはできません。自社に合うメーカーを選ぶには、どのような基準で比較すればよいかを理解することが重要です。
複合機メーカーを比較する際に押さえたいポイント
複合機メーカーを比較する際は、シェアや知名度だけで判断せず、価格・性能・サポート体制などを総合的に確認することが重要です。調査によってシェアの対象範囲が異なるほか、同じメーカーでも機種によって性能や費用は変わります。
ここでは、メーカーや機種を評価する際に、どのような項目を確認すべきかを解説します。後述する選び方とあわせて、自社に必要な条件を整理する際に活用してください。
シェアの高さだけでメーカーを選ぶ必要はない
メーカーのシェアは、導入実績や市場での普及度を判断する一つの目安になります。ただし、調査対象に家庭用プリンターを含むか、業務用複合機だけを対象とするかによって、上位メーカーや数値は大きく変わります。
IDCの調査結果によると、2024年第1四半期の世界ハードコピー周辺機器市場では、出荷台数シェアはHP(ヒューレット・パッカード)が34.9%、エプソンが21.8%、キヤノンが19.1%でした。ただし、調査対象には単機能プリンターや複合機など、幅広いA2~A4機器が含まれており、日本国内の業務用複合機だけを比較した数値ではありません。
シェアを確認する際は、調査年度だけでなく、対象地域・製品区分・集計基準まで確認することが重要です。シェアは候補を知るための参考情報として活用し、最終的には業種や印刷量、予算、必要な機能を基準に比較しましょう。
出典:IDC「Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker」2024年第1四半期調査(2024年6月5日、Business Wire掲載)
メーカー選びでは価格・性能・サポートを比較する
複合機メーカーを選ぶ際は、本体価格だけで判断せず、性能や導入後の運用まで含めて比較することが重要です。初期費用が安くても、印刷速度や操作性、保守体制が自社に合わなければ、業務効率の低下や追加費用につながる可能性があります。
複合機メーカーを比較する際は、主に以下の7項目を確認しましょう。
- 本体価格:導入費用が予算に合っているか
- 画質:文書やカラー資料をきれいに印刷できるか
- 印刷速度:業務量に見合った処理速度があるか
- 操作性:従業員が直感的に使いやすいか
- ランニングコスト:カウンター料金や消耗品を含めた維持費は適切か
- セキュリティ:情報漏えいを防ぐ機能が備わっているか
- 保守体制:故障時の対応やサポートが充実しているか
例えば、カラー資料を多く扱う企業では画質を、印刷枚数が多い企業では印刷速度やランニングコストを重視すると、候補を絞りやすくなります。すべての項目で優れたメーカーを探すのではなく、自社が優先する条件を明確にしたうえで比較することが、導入後のミスマッチを防ぐポイントです。
なお、ここから紹介するのはメーカー全体の傾向です。実際の性能や価格、搭載機能は機種ごとに異なるため、メーカーの特徴を把握したあとは、条件の近い具体的な機種同士を比較しましょう。
キヤノン|画質・操作性・機能のバランスに優れる
キヤノンは、文書印刷やカラー出力、スキャン、クラウド連携など、オフィスで必要となる機能を幅広く備えた複合機を展開しています。文書印刷だけでなく、カラー資料やスキャン業務まで幅広く対応できるため、一般企業から複数部署で利用するオフィスまで、さまざまな環境で導入されています。
一方で、機種によって価格や機能は異なるため、自社に必要な性能を見極めることも重要です。ここでは、キヤノンの特徴や強み、選定時の注意点、向いている企業について解説します。
キヤノンの特徴・強み
キヤノンは、画質・操作性・機能性を幅広く備えた製品ラインアップを展開しています。文字中心の文書はもちろん、プレゼン資料や提案書などのカラー印刷でも安定した品質を維持しやすく、幅広い業務で活用できます。
また、大型タッチパネルやクラウド連携機能などを搭載した機種もあり、コピー・プリント・スキャン・FAXまで一連の業務を効率化しやすい点も魅力です。文書品質と使いやすさを両立したい企業にとって、有力な選択肢となるメーカーといえます。
キヤノンの注意点・向いている企業
キヤノン製複合機を選ぶ際は、機能が充実している分、導入費用やランニングコストとのバランスを確認することが大切です。高性能モデルほど価格が上がる傾向があるため、自社の業務に必要な機能を絞り込み、費用とのバランスを見ながら機種を選びましょう。
そのため、特定の性能だけを重視する企業よりも、画質・操作性・機能性を総合的に求める企業に適しています。一般企業や部署共有の多いオフィス、文書とカラー資料をバランスよく扱う企業に向いているメーカーです。
リコー|法人向けの機能とサポート体制に強い
リコーは、法人向け複合機の導入実績が豊富で、業務効率を高める機能とサポート体制に強みを持つメーカーです。文書管理やネットワーク連携など、複合機をオフィスの業務インフラとして活用しやすく、複数人で利用する企業を中心に幅広く導入されています。
一方で、機種によって搭載機能や価格は異なるため、自社に必要な性能を整理したうえで選ぶことが重要です。ここでは、リコーの特徴や強み、選定時の注意点、向いている企業について解説します。
リコーの特徴・強み
リコーの強みは、法人利用を前提とした充実した業務機能とサポート体制です。リコーが直接保守を提供する契約では、全国のサービス拠点による対応に加え、遠隔サポートや機器管理機能などを活用することで、トラブル時の対応や日常の運用負担を軽減しやすくなります。
また、文書管理やネットワーク連携に対応した機種もあり、複数人で複合機を共有するオフィスとの相性も良好です。トラブル時の影響を抑え、安定した運用を重視したい企業に適したメーカーといえます。
リコーの注意点・向いている企業
リコー製複合機を選ぶ際は、機種や機能の選択肢が豊富なため、必要な性能を整理してから比較することが重要です。印刷枚数や利用人数、必要な業務機能を確認せずに選ぶと、利用しない機能まで含んだ構成を選び、導入費用が想定より高くなる可能性があります。
また、サポートや機能が充実している分、本体価格や保守費用を含めた総コストも確認しておくと安心です。安定した運用やサポート体制を重視する企業や、複数人で利用する法人オフィスに向いています。
富士フイルムビジネスイノベーション|高画質なカラー印刷に強い
富士フイルムビジネスイノベーションは、高精細なカラー印刷や豊かな階調表現に対応した複合機を展開しているメーカーです。写真や画像を含む販促資料、提案書など、印刷物の見栄えを重視する企業に適しています。
また、高画質だけでなく、文書管理や操作性などオフィス業務を支える機能も充実しており、日常業務で活用しやすい点も特徴です。ここでは、富士フイルムビジネスイノベーションの特徴や強み、選定時の注意点、向いている企業について解説します。
富士フイルムビジネスイノベーションの特徴・強み
富士フイルムビジネスイノベーションの強みは、カラー印刷の品質と色再現性の高さです。写真や画像、販促資料など、仕上がりの印象が重要な印刷物でも、美しい色合いや細かな階調を表現しやすく、顧客向け資料や販促物の見栄えを整えるうえでも役立ちます。
また、操作性や文書管理機能にも配慮した機種が多く、日常業務へスムーズに取り入れやすい点も魅力です。印刷品質と業務効率を両立したい企業にとって、有力な選択肢となるメーカーといえます。
富士フイルムビジネスイノベーションの注意点・向いている企業
富士フイルムビジネスイノベーション製複合機を選ぶ際は、高画質や多機能である分、価格やランニングコストとのバランスを確認することが大切です。カラー印刷をほとんど行わない企業では、高いカラー性能を生かす機会が少なく、費用に見合う効果を得にくい場合があります。
導入前には印刷物の種類や利用頻度を整理し、自社に必要な機能を見極めることが重要です。デザイン・広告・営業部門など、写真や図版を含むカラー資料の品質を重視する企業に向いているメーカーです。
コニカミノルタ|カラー品質と直感的な操作性に強い
コニカミノルタは、カラー印刷の品質と直感的な操作性を両立した複合機を展開しているメーカーです。写真や販促資料など、色の再現性が求められる印刷物に適しているだけでなく、直感的に操作しやすいインターフェースにも配慮されています。
一方で、高度なカラー性能が必要ない企業では、用途に対して性能が過剰になる場合もあります。ここでは、コニカミノルタの特徴や強み、選定時の注意点、向いている企業について解説します。
コニカミノルタの特徴・強み
コニカミノルタの強みは、優れたカラー品質と色再現性にあります。写真や画像、販促資料など、印刷物の仕上がりが企業の印象を左右する場面で、高い性能を発揮しやすいメーカーです。
ドライバが追加料金無しでMacOSに標準対応している点も強みです。
また、bizhub(ビズハブ)シリーズには、タブレットのような感覚で操作できるタッチパネルを採用した機種もあり、日常業務で扱いやすい設計にも力を入れています。本体デザインにも配慮されており、見た目・操作性・印刷品質を総合的に重視したい企業に適した選択肢です。
コニカミノルタの注意点・向いている企業
コニカミノルタ製複合機は、高画質なカラー印刷に強みがある一方、文書印刷が中心の企業では性能を十分に活用できない場合があります。導入前には、文書とカラー資料の印刷割合を把握し、求める品質に合った機種を選ぶことが大切です。
用途に合った機種を選ぶことで、コストとのバランスも取りやすくなります。デザイン・広告・販促物制作など、印刷物の見栄えが成果につながる企業に向いているメーカーです。
京セラ|耐久性とランニングコストを重視する企業に向く
京セラは、耐久性の高い設計とランニングコストの低さに強みを持つ複合機メーカーです。印刷枚数が多い企業では、本体価格だけでなく、消耗品の交換頻度や保守費用を含めた総コストが重要になります。
京セラは長期運用でコストを抑えやすく、大量印刷を行うオフィスでも候補にしやすいメーカーです。一方で、画質や操作性を最優先する場合は他メーカーとの比較も欠かせません。
ここでは、京セラの特徴や強み、選定時の注意点、向いている企業について解説します。
京セラの特徴・強み
京セラの大きな強みは、高い耐久性とランニングコストの低さです。長寿命部品を採用した製品を展開しており、対象機種では部品交換の頻度を抑えやすいため、長期間の運用でも総コストを削減しやすい特徴があります。
また、印刷枚数が多い環境を想定した設計や、省資源に配慮した機能も備えており、日常的に大量の文書を出力する企業との相性は良好です。導入価格だけではなく、長期的な費用対効果を重視する企業にとって、有力な選択肢となるメーカーといえます。
京セラの注意点・向いている企業
京セラはランニングコストの抑制に配慮した製品を展開していますが、画質や操作性などを最優先する場合は、用途に応じて他メーカーと比較することが重要です。特に写真や販促物など、カラー印刷の品質を重視する企業では、自社の用途に適した性能かを確認しておく必要があります。
また、必要以上に高性能な機種を選ぶと、コストメリットを十分に生かせない可能性もあります。文書を大量に印刷する企業や、長期的なランニングコストと耐久性を重視する企業に向いているメーカーです。
シャープ|使いやすさと基本機能のバランスを取りやすい
シャープは、操作性と省スペース性に配慮した複合機を展開しているメーカーです。一般的なオフィスで必要となる機能をバランスよく備えており、初めて業務用複合機を導入する企業や、複数の従業員が日常的に利用する環境でも扱いやすい特徴があります。
一方で、高度な印刷品質や専門機能を重視する場合は、他メーカーとの比較も必要です。ここでは、シャープの特徴や強み、選定時の注意点、向いている企業について解説します。
シャープの特徴・強み
シャープの強みは、分かりやすいタッチパネルを中心とした操作性です。シンプルな画面設計を採用した機種もあり、業務用複合機に慣れていない従業員でも直感的に操作しやすくなっています。
また、コンパクト設計の機種もあるため、設置スペースに制約があるオフィスでも選択肢に入れやすいでしょう。コピー・プリント・スキャン・FAXなどの基本機能をバランスよく活用したい企業に適したメーカーといえます。
シャープの注意点・向いている企業
シャープは使いやすさに優れていますが、高度なカラー印刷や大量印刷、専門的な業務機能を重視する場合は、他メーカーや上位機種との比較が欠かせません。導入前には、印刷品質や必要な機能を整理し、自社の業務内容に適した性能かを確認することが重要です。
操作性や省スペース性、基本機能のバランスを重視する企業であれば、特徴を生かしやすいでしょう。中小企業や小規模オフィス、初めて業務用複合機を導入する企業に向いているメーカーです。
自社に合う複合機メーカーの選び方

複合機メーカーを選ぶ際は、前述した比較項目に自社の業種・印刷量・予算を当てはめ、優先順位を決めることが重要です。業種や印刷枚数、重視する性能によって、候補となるメーカーや機種は異なります。
同じメーカーでも機種によって性能や価格が変わるため、まずは自社の利用条件を整理し、必要な性能帯と候補メーカーを絞り込みましょう。ここでは、業種・業務量・予算の3つの観点から、具体的な選び方を解説します。
業種・印刷用途から選ぶ
複合機は、業種名だけでメーカーを決めるのではなく、業務でどのような印刷物を扱うかを基準に比較することが重要です。たとえば、デザイン・広告業ではカラー品質や色再現性、医療・介護・士業ではセキュリティや認証機能、保守体制、大量印刷を行う企業では耐久性やランニングコストが重視されます。
まずは、自社の業務内容に近い候補メーカーを確認してみましょう。
| 業種・用途 | 重視するポイント | 候補となるメーカー |
|---|---|---|
| 一般企業 | 操作性・価格・保守 | キヤノン、リコー、シャープなど |
| デザイン・広告 | カラー品質・色再現 | 富士フイルムビジネスイノベーション、コニカミノルタなど |
| 建設・設計・不動産 | 細線・A3・スキャン | キヤノン、富士フイルムビジネスイノベーションなど |
| 医療・介護・士業 | セキュリティ・認証機能・保守体制 | リコー、キヤノンなど |
| 大量印刷を行う企業 | 耐久性・ランニングコスト | 京セラなど |
| 小規模事業所 | 操作性・設置性 | シャープなど |
※「おすすめ」を断定するものではなく、候補メーカーの一例です。実際の導入では、印刷物の種類や必要な機能もあわせて確認しましょう。
業種はメーカーを絞り込む目安の一つです。最終的には、自社の業務内容や印刷用途に適した機種まで比較することが、導入後の満足度につながります。
月間印刷枚数・業務量から選ぶ
複合機は、月間印刷枚数によって重視すべき性能が変わります。印刷量が少ない場合は導入価格やコンパクトさ、多い場合は印刷速度や耐久性、ランニングコストを重視すると選びやすくなります。
まずは、自社に必要な性能帯を確認しましょう。
| 月間印刷枚数 | 重視するポイント | 選び方 |
|---|---|---|
| 少ない | 導入価格・必要最低限の機能 | 低速機を含めて比較 |
| 標準 | 価格・速度・操作性のバランス | 各メーカーの中速機を比較 |
| 多い | 速度・耐久性・印刷コスト | 高速機と保守条件を比較 |
※メーカー単位で適性を断定せず、まずは必要な性能帯を決めたうえで比較することが大切です。
印刷枚数に合った性能帯を決めてからメーカーや機種を比較すると、自社に適した複合機を選びやすくなります。
予算・重視するポイントから選ぶ
複合機選びでは、「できるだけ安く導入したい」「画質を重視したい」「サポートを充実させたい」など、自社が優先する条件を明確にすることが重要です。重視するポイントが決まると、比較すべきメーカーも絞り込みやすくなります。
| 重視するポイント | 候補となるメーカー |
|---|---|
| 総合的なバランス | キヤノン |
| 法人向け機能・サポート | リコー |
| カラー画質 | 富士フイルムビジネスイノベーション |
| 色再現・クリエイティブ用途 | コニカミノルタ |
| ランニングコスト | 京セラ |
| 操作性・省スペース性 | シャープ |
※実際の価格や保守条件は販売店・機種・契約内容によって異なるため、メーカーのイメージだけで判断しないようにしましょう。
候補を2〜3社に絞ったら、同条件で見積もりを取り比較することで、自社に最適な複合機を判断しやすくなります。
複合機の見積もり・契約条件を比較する際の4つのポイント
候補となるメーカーや性能帯を絞り込んだら、複数の販売店から具体的な機種の見積もりを取り、費用や契約条件を比較します。複合機は数年間利用することが多いため、月額料金や本体価格だけで判断せず、運用費用や保守内容まで確認することが重要です。
見積もりを比較する際は、主に以下の4点を確認しましょう。
- 提示された機種が自社の条件を満たしているか
- 同程度の性能を持つ機種で比較できているか
- 本体費用とランニングコストの総額はいくらか
- 保守・サポートの範囲と対応条件は十分か
同じ条件で複数社の見積もりをそろえることで、価格やサービス内容の違いを判断しやすくなります。ここからは、それぞれの確認ポイントを詳しく解説します。
提示された機種が自社の条件を満たしているか確認する
見積もりを受け取ったら、提示された機種が自社の利用条件を満たしているかを確認しましょう。価格が安くても、印刷速度や給紙容量、スキャン性能などが業務量に合っていなければ、導入後の作業効率が低下する可能性があります。
反対に、必要以上に高性能な機種では、使わない機能や処理能力に費用をかけることになります。月間印刷枚数、カラー印刷の割合、利用人数、必要な機能など、事前に整理した条件と照らし合わせて判断することが大切です。
同程度の性能を持つ機種同士で比較する
複数社の見積もりを比較する際は、同程度の性能を持つ機種が提示されているかを確認することが重要です。メーカーを問わず、低速機・中速機・高速機では、印刷速度や搭載機能、本体価格が大きく異なります。
まずは月間印刷枚数を把握し、自社に必要な性能帯を決めましょう。A3対応の有無や自動両面印刷、自動原稿送り装置(ADF)、スキャン機能など、日常業務で必要となる機能の確認も欠かせません。
メーカーのイメージだけで判断せず、条件の近い機種同士でスペックや運用条件を比較すると、不要な機能への投資や導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。
本体価格とランニングコストを両方確認する
複合機は、本体価格だけでなくランニングコストまで含めて比較することが大切です。導入費用が安くても、カウンター料金や消耗品、保守費用が高い場合は、長期的な総コストが割高になる可能性があります。
特に印刷枚数が多い企業では、1枚あたりのわずかなコスト差も、長期間積み重なると大きな金額になります。リース契約を利用する場合は、リース会社へ支払う月額リース料金だけでなく、メーカーや保守会社へ別途支払う保守料金・カウンター料金も確認しましょう。
複数社の見積もりは、印刷枚数や契約期間、カウンター料金の条件をそろえ、本体にかかる費用と運用費用を合わせた総支払額で比較しましょう。
保守・サポート体制を確認する
複合機は業務で毎日使用する機器だからこそ、保守・サポート体制の確認が欠かせません。故障時の対応が遅れると、印刷業務が止まり、日常業務に大きな影響を及ぼす可能性があります。
メーカー名だけで判断せず、実際に保守を担当するメーカーまたは販売店の対応体制も確認しましょう。主な確認項目には、問い合わせ窓口の受付時間、訪問対応エリア、訪問までの目安や復旧までの想定時間、代替機の有無、消耗品の配送体制などがあります。
特に印刷業務の多い企業では、復旧までの時間が業務効率を左右します。価格や性能だけでなく、トラブル発生後も安定して運用できる体制まで含めて比較することが大切です。
まとめ|複合機メーカーは業種・印刷量・予算に合わせて比較しよう
複合機メーカーには、画質や操作性、ランニングコスト、耐久性、サポート体制など、それぞれ異なる強みがあります。シェアや知名度だけで判断すると、自社の印刷用途や業務量に合わず、導入後の費用や使い勝手に不満が生じるかもしれません。
まずは業種・月間印刷枚数・予算・必要な機能を整理し、同程度の性能を持つ複数の機種を比較することが重要です。
コピー機屋さん.comでは、主要メーカーの複合機を幅広く取り扱っています。特定メーカーに偏らず、用途や予算に合う機種をご提案しますので、複合機選びでお悩みの際はお気軽にご相談ください。










